こんにちは、リトハウス中百舌鳥です。
朝と夜の気温が涼しくなり、秋を感じるようになりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
リトハウス中百舌鳥では先日、ビジネス講座で「パーソナルスペース」について考える時間を作りました。
パーソナルスペースとは、他人には入ってきてほしくない自分だけの空間のことです。「パーソナルエリア」や「対人距離」とも言われており、この距離に他人が入ってくると強い抵抗感や不快感を感じます。
パーソナルスペースは4段階あり、①公衆距離 ②社会距離 ③個体距離 ④密接距離 と分けられます。
①公衆距離:駅、公園、街中などの公共の場で不快感を与えない距離のこと。
周囲の人と面識がなく、偶然その場に居合わせた他人との距離のため、3.5メートル以上のパーソナルスペースが必要。
②社会距離:知らない人と会話したり、個人的に親しくない人と同じエリアにいる場合にとりたい距離のこと。
街中で知らない人から道を聞かれたり、職場で上司と会話をしたりするときに、会話に困らない程度の距離として1.2メートル以上のパーソナルスペースをとるのが適切。
③個体距離:親しい友人や同僚など、心を許せる相手と接する際の距離のこと。
相手の表情もはっきり見え、手を伸ばせば届くほどの距離である45センチ~1.2メートルほどしかパーソナルスペースはありません。
④密接距離:家族、恋人など、ごく親しい人が入れる距離のこと。
45センチを超えて近づくことができる、いわゆる「ゼロ距離」で、パーソナルスペースはほぼ存在しません。
パーソナルスペースは綺麗な円形に広がっているのではなく、体の前後左右によっても警戒心の度合いが変わります。
ティッシュ配りやチラシ配りをされている方は、最もパーソナルスペースが広く相手に警戒心を与える真正面からではなく、警戒心が薄れ近づきやすい斜め前から差し出していることなどもお話し、お仕事をされる際にパーソナルスペースを考えて活用している方がいることもお伝えしました。
ビジネス講座の中ではメジャーを使い、どれくらいの距離であれば不快感なく話すことができるのか、皆さんのパーソナルスペースについて考えていただきました。
参加された利用者さまからは「つい近づきすぎてしまっていたことが分かりました」「ぶつかるから危ないと言われたことを思い出しました」「もっと近づかないと声が聞こえないと言われた理由が分かりました」と感想をいただきました。「人との距離感」という、普段はあまり意識しないところにも場面に応じたマナーがあるのだと感じていただく機会になっていたら嬉しいな、と職員も思いました。
リトハウスでは、毎日様々なビジネスマナー講座・コミュニケーション講座に取り組んでいます。
見学・体験は随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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