皆さまこんにちは。リトハウス本町です。
早いものでもう9月になりました。

リトハウスの事業所が多数ある大阪府では、9月3日に大阪府880万人訓練が行われます。
8月30日から9月5日までは防災週間です。

実は防災週間の期間中に、災害用伝言ダイヤルの体験利用ができることをご存知でしょうか?

災害用伝言ダイヤル

災害が起こった際に使えるサービスはいろいろとありますが、中でも有名なものは災害用伝言ダイヤルです。

災害用伝言ダイヤル(171)とは?

災害用伝言ダイヤル(171)は、被災地の方などの電話番号および携帯電話等の番号をキーとして、安否等の情報を音声情報として蓄積し、録音・再生できるボイスメールです。

NTT西日本HPより

体験利用期間

いつでもできるわけではなく、定期的に体験利用(練習)期間が設けられています。

体験利用提供日は東西同じです。

毎月1日及び15日 00:00~24:00
正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)

NTT西日本HPより

※2024年9月3日10時現在、練習ではなく実際のサービス提供がなされています。

実際に練習してみました

171番に電話をかけると、自動音声ガイダンスが流れます。
説明に従って操作すると、録音と再生ができます。
自動音声ですので、誰かが直接電話に出ることはありません。
イメージとしては、荷物の再配達を依頼したり、スマートフォンや携帯電話の故障時に、サービスセンターにかけたときの音声に近いです。
(電話料金がかかる場合がありますので、ご注意ください)

今回は、筆者が自分のスマートフォン1台(1回線)を使って試してみました。

使ってみてわかったこと

便利だと思った点

電話番号さえわかれば伝言を残すことができる

電話番号さえわかれば伝言を残すことができます。

IDやパスワードといったものは必要ありません。

逆に言えば、いざというときに安否を知りたい人の電話番号がわからないと、その人のメッセージを聞くことはできません。家族や特に親しい人など、重要な電話番号は予め紙に書き写しておくとよいでしょう。

また、自分の電話番号を使って残したメッセージは、その電話番号を知っている人全員が聞けることになります。個人情報を残すときは気を付けましょう。

後述の暗証番号つきで録音することも有効です。

暗証番号つき録音機能がある 

4ケタの暗証番号を設定して、暗証番号を知っている人だけがメッセージを再生できる機能があります。

ただし実際に災害用伝言ダイヤルを使うような状況では、他の連絡手段が使えなくなり、暗証番号を直接伝えられない可能性が高いです。

そのため、親しい人には予め番号を決めて伝えておくとよいかもしれません。

わかりやすい点

ガイダンスは何度も繰り返してくれる

説明を聞き逃しても、番号を押して次の操作をするまではメッセージを繰り返してくれます。

入力した電話番号も、ゆっくり復唱してくれます。

難しいと思った点

説明が音声のみである

最初から最後まで音声ガイダンスで完結しているため、聞き取りや電話が苦手な人はメモを用意したほうがよいでしょう。

焦ったりパニックになっていると余計に難しくなるため、練習で慣れておくことが大切だと感じました。

練習してみてよかった点

利用の流れがわかった 

録音や再生の方法、利用の流れを実際に体験することで「非常時にうまく使えなかったらどうしよう」という不安が少し解消されました。
今回は自分1人で試しましたが、2人以上で練習するとなおよいでしょう。


実際に自分の録音したメッセージを聞くことで、イメージが掴めた

自分が電話越しに話している声を聞く機会はあまりありません。

録音そのものはできていても、必要な情報をきちんと伝えられているか確認するよい機会になりました。

事前にやっておいたほうがよいこと

大切な電話番号は控えておく
LINE等のメッセージサービスによるやりとりが主流になった今、家族や友人、いざというときに連絡を取りたい人の電話番号がすぐ浮かばない場合も多いのではないでしょうか。
非常時にはスマートフォンや携帯電話の充電ができなくなることもあります。

紙のメモ等、電気のいらない手段で情報を控えておきましょう。

まとめ

今年の8月は地震に台風、大雨と災害の話題には事欠きませんでした。
いざというときのために、できることから始めてみましょう。

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