秋になると朝夕は涼しくなってきますが、日中の気温はまだまだ高い日も多いです。
この残暑・初秋の時期に現れる疲労感や食欲不振などの症状を、残暑バテ・秋バテと呼びます。
夏バテは聞きなれていますが、残暑バテ・秋バテはなかなか聞きなれない言葉ですね。
残暑バテ・秋バテの症状
- 食欲があまりわかず、食べても胃もたれがする
- 胃腸の調子が乱れて、便秘または下痢気味になる
- 疲れやすくなったり、顔色が悪いと言われることが増える
- 慢性的な肩こり、頭痛、倦怠感を感じる
- 寝つきが悪い、眠りが浅い、よく眠れないなど、睡眠に関係した悩みが増える
- 無気力になり、何事に対してもあまり意欲がわかない等々
夏バテは「7~8月の激しい暑さ」が原因になることが多いのに対し、残暑バテ・秋バテは暑さに加え「秋特有の気温や気候の変化に対応しきれないこと」が原因になることが多いといわれています。
夏バテは暑さがやわらげば回復していきますが、残暑バテや秋バテは暑さだけが原因ではないため回復に時間がかかりやすいといわれ、残暑バテも秋バテも正式な医学的な診断名ではないのですが、長期化すれば本格的な体調不良を引き起こし、感染症や他の病気のリスクも高まるおそれがあります。
残暑バテ・秋バテを予防するには、自律神経を整え疲労を回復させるための対策が必要です。
以下の生活習慣を見直し、できるところから改善していきたいですね。
・食事は3食規則正しく食べ、疲労回復のためには、たんぱく質、ビタミン類、ミネラル類を意識して摂る
【山芋・さつまいも・ニンジン・カブ・しいたけなど】
・疲労回復のためにも自律神経を整えるためにも、睡眠は大切です。
毎日6~7時間の睡眠時間を確保し、できる だけ早寝早起きを心がけてください。
また、体内時計をリセットするためにも、起床後には窓越しでも構わないので、日光を数分浴びるようにしましょう。
・ストレス社会である現代は交感神経が優位になりやすいです。入浴はリラックスを促し、自律神経のうち副交感神経が優位になることを助けます。
副交感神経へ適切に切り替わることができれば、自律神経のバランスが整いやすくなり、睡眠の質の向上にもつながります。もちろん、血行促進にも役立ちます。
ただし、熱すぎるお風呂や長風呂、夜遅くの入浴は、交感神経を優位にさせやすく入眠を妨げるためおすすめできません。入浴は寝る2時間前までを目安に、38~40℃のぬるめのお湯に10~30分ゆっくりと浸かるようにしてください。
・適度な運動で軽い疲労感を得ることはリラックスを促し、質の高い睡眠を得ることにも役立ちます。
ただ、激しい運動は疲労や自律神経の乱れの原因になるので、ウォーキングやジョギングなど「汗ばむ程度の有酸素運動」を習慣化しましょう。運動に慣れていない人は、ラジオ体操や散歩でも大丈夫です。
残暑バテ・秋バテは、暑さだけでなく秋特有の気候や夏の疲労の蓄積が原因で引き起こされます。
疲労感や食欲不振などの症状でお悩みの方は、日々の食事、睡眠、入浴、運動などを見直して、回復を早めていきましょう。
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