皆さまこんにちは、リトハウス中百舌鳥です。

リトハウス中百舌鳥では先日のビジネス講座で「認知的ストレス対処法」を行いました。
ストレスのない環境づくりは実現がとても難しいものなので、ストレスがあった時それをどうコントロールするか、なるべく小さなストレスとして受け止められるように訓練することは誰にとっても欠かせないことです。

今回のビジネス講座では、ストレス(刺激)の受け止め方や自分の心身の反応を整理して、自分の認知の癖について振り返ることを目的としました。

まず、ストレスを感じる場面で、自分の思考や気分がどうなったか考えていただきました。

例えば「仕事でミスをしてしまった」というストレス(刺激)があった時、「どうせ私は何をやっても上手くいかない」と考えるとストレスが強くなってしまいますが、「人は誰でもミスをすることがある。ミスを繰り返さないために原因と対応策を考えよう」と考えることが出来れば、ストレスを軽減することができます。
思考を変えることが出来れば、ストレスを感じる環境でも気分を切り替えることもできますね。

このときの思考にも「自動思考」「適応的思考」の2つがあります。(クリックまたはタップで詳細表示)

・自動思考はほぼ瞬間的に頭に浮かんでくる思考で、個人の価値観や認知により影響されます。

・適応的思考は極端なものの考え方や受け取り方ではなく、情報を集め、検討した上でのよりバランスの取れた広い考え方です。

自動思考はなかなか変えることが難しいですが、適応的思考は意識して繰り返すことで身につけることが可能です。
自分がどんな「癖」を持っているのか知っておくことで、ストレスを感じる状況でもストレスをより強く感じてしまいそうな認知や思考回路にブレーキをかけることが出来ます。

最後に、思考のベースとなる自分の考えの「癖」について振り返って考えていただきました。

癖にもいろいろあります。(クリックまたはタップで詳細表示)

①思い込み…自分が着目していることだけに目を向けてしまい、根拠が全く不十分なのに「自分の考えが正しいに違いない」と決めつけてしまう。

②白黒思考…曖昧な状態に耐えられず、物事をすべて「白か黒か」「良いか悪いか」という極端な考え方で割り切ろうとしてしまう。

③べき思考…「こうあるべき」「○○しなくてはならない」と必要以上に自分にプレッシャーをかけてしまい、自分の行動を自分で制限してしまう。

④自己関連付け…良くないことが起きると、どんなことであっても自分のせいだと考えて自分を責めてしまう。

⑤深読み…相手の気持ちを一方的に推測して「そうに違いない」と決めつけてしまう。

⑥先読み…悲観的な予測を立ててしまっている状態で、そのために自分の行動を制限してしまい、予想通りに失敗してしまうと否定的な予測をますます信じ込む悪循環に陥ってしまう。

「こんな風に考えてしまったことはないですか」と例を挙げたことで、皆さん自分の認知の癖が整理できた様子でした。中には複数の癖が「当てはまる」と自覚された方もおられ、何対何くらいか、癖の割合や強弱も考えることができていました。

「癖」をすぐに変えていくことは難しいですが、まずは何事も「自分を知る」ことから!
自分に詳しくなれば、辛い時や苦手な場面でも、しんどくなりすぎないように自分を守ることもできるのではないでしょうか。

リトハウスでは毎日様々なビジネス講座を行っています。
見学・体験は随時受け付けておりますので、気軽にお問い合わせください。

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