こんにちは。リトハウス長堀橋です。
今回は、先日行った「電話応対」の訓練で感じたことをお伝えします。

リトハウスでは、就労支援の一環として毎日「ビジネス講座」を行っています。
実際のビジネスシーンを想定し、就職のための面接をはじめ、実際の職場でよく行われる電話応対・メモ取り・意見交換といったコミュニケーションや作業の練習を行っていただく訓練プログラムです。
(一般企業での研修をイメージしていただけるとわかりやすいと思います)

先日は、電話応対の練習を行いました。

・会社(勤め先)で電話を受けている状況をイメージし、
・「自分以外の人」にかかってきた電話を取り次ぐ
 (不在の場合は折り返す旨を伝え、連絡先を聞く)

というもので、

「今は練習ですので、失敗してもOKです。今のうちにどんどん失敗しましょう。」

とお伝えし、「電話を取り次ぐことに慣れておく」ことを目標に、スタッフも加わりペアを作って取り組んでいただきました。

利用者様はとっさに何を話せばよいのか戸惑う様子はあったものの、練習を重ねることで、取り次ぎ対応で最も大事なのは

・かけてきた相手が誰なのかを正確に把握する
・(不在の場合は)連絡先を正確に把握する
・いずれも、電話があったことを必ず伝える・つなぐ

だということを、何となくでも体感していただけたようでした。

障がいの有無は別として、最近の若い方(特に20代前半以下)は、固定電話に慣れていないため就職先での電話対応に戸惑うことが多いと聞いています。

私どもスタッフはもっと年長ですが、それでも人が見ている前で電話対応をするのは緊張し、言い間違いをしたり、言葉がすぐに出てこなかったりもしました。

しかし、一番大事なのは「誰からの電話なのか」「折り返す先はどこなのか(番号も)」を正確に把握し、電話した人が話したい人に「必ず」伝えることです。
このような「大事なポイント」を押さえることが大切なのだということを、私どもスタッフも改めて学ばせていただいたエピソードでした。

求人内容に「電話対応あり」といった記載がある障がい者雇用の求人に応募する際、1次対応(取次)ができるだけでも、初任給の水準が多少変わる(高くなる)場合があります。
会社勤め(特にオフィスワーク)の場では、何かしらの電話は必ずかかってきますので、経験として練習しておくだけでも損はありません。

流暢な話し方や、どんな時何と言えばよいのかは、やれば少しずつ身に付いてきます。
日々の取り組みがご自身の発展につながるよう、今後もサポートを行っていきたいと思います。

 

リトハウスでは、見学・体験を随時受け付けております。
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