吃音(Stuttering)とは、音の繰り返し、引き伸ばし、言葉に出せずに間があいてしまうしまうなど、一般に「どもる」と言われる話し方の障がいです。幼児・児童期に出始めタイプ(発達性吃音)がほとんどで、大半は自然に症状が消失したり軽くなったりします。しかし、青年・成人期まで持続したり、青年期から目立つようになる人や、自分の名前が言えなかったり、電話で話せなくて悩む人もいます。

Fさんの例

Fさんは会話をしていると、「きききききのう・・・」と単語の一部を何度も繰り返したり、つっかえてすぐに返事ができないことがあるので、友人から笑われます。「ゆっくり話しなさい」と言われて、そうしようとするとますます話せなくなります。これが障がいによるものであることを、みんなに理解してもらえるといいなとは思いますが、恥ずかしいので言えません。

*政府広報オンライン

恥ずかしがらず、コミュニケーションを取る訓練をし、自分の会話がスムーズになる兆候を感じ取ることで、吃音改善が上手くいく可能性があります。吃音を隠そうとすればするほど、恐怖心や不安が強まるため、吃音症はオープンにしておいた方が良いと言われています。オープンにして、周りの理解を求めることも大切なこととされています。