トゥレット症候群|就労移行支援事業所大阪

トウレット症候群(TS:Tourette’s Syndrome )は、多種類の運動チック(突然に起こる素早い運動の繰り返し)と1つ以上の音声チック(運動チックと同様の特徴を持つ発声)が1年以上にわたり続く重症なチック障害で、このような運動や発声を、本人はそうするつもりがないのに行ってしまうのが特徴です。

主な症状にチックがありますが、かつてチックはストレスや不安が原因で起こると考えられていたために、トゥレット症候群の発症を「母親の愛情不足」や「育て方に問題がある」などと誤解されることが多いです。
しかし、トゥレット症候群は、脳内神経伝達物質ドーパミンの過剰活動が原因とされていて、育て方や親の愛情は全く関係ないのです。

Eさんの例

Eさんは授業中、自分の意思に反して突然大きな声をあげたり、首を何度も振る動作をしてしまいます。そのため学校の友達には「落ち着きがなく迷惑なクラスメート」と言われてしまいます。こういった症状が出てしまうことが、障害によるものであることを、みんなに理解してもらいたいと思っています。

*政府広報オンライン

チックの症状

チックの症状には、運動チックと音声チックがあります。

運動チックには、まばたき・首振り・腕振り・白目をむく・顔をしかめるなどの症状があり、複雑運動チックになると臭いをかぐ・ジャンプ・たたく・人や物に触るなどの症状があります。
健常者では真似できないほど激しく首を振ったり、座ったままジャンプする動作などを無意識に繰り返してしまいます。体が勝手に動いてしまうのです。

また、音声チックには、咳払い・鼻をならす・動物の鳴き声のような声を出す・奇声を発するなどの症状があり、複雑音声チックになると、卑猥な言葉や汚い言葉、不謹慎な言葉などを無意識に口にしてしまう汚言症のような症状が出るようになったり、他の人が言った言葉を繰り返し口に出したりするようになります。

複雑運動チック・複雑音声チックは思春期の頃(だいたい10歳以降)から出るようになり、突然無意識に奇声や「バカ」などの言葉を発してしまい、周囲に誤解されてしまうこともあります。

トゥレット症候群は、自閉症やその他の発達障がいと同様に正しい理解と支援を必要とする障がいなのです。

 

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